
最近はトレード手法について検索すると、本当に多くのサイトやYoutube動画がヒットする。
それらの解説はかなり充実している。
一昔前の数万円の情報商材以上の内容とボリュームだ。
だから、今からトレードを勉強する人には、かなり恵まれた環境であると言える。
だが1つの懸念もある。
多くのサイトやYoutubeにアップされている動画の内容は、どれも似たようなモノばっかりである、という点だ。
ほとんどのケースで
- 水平線やトレンドラインを使うダウ理論
- フィボナッチ
- プライスアクション
- チャートパターン
を使ったクラシックな解説ばかりだ。
ある程度の経験者が見ると、どれも金太郎飴を切ったような内容ばかりで、あまり面白いものではないのも事実だ。
ではなぜこういったクラシックな解説ばかりになるのだろうか?
理由は色々とある。
オレが考えつくものを挙げていこう。
- 基本ほど需要が多い
- 基本的な話しかできない
- 本当に勝てる手法を提示できない
基本ほど需要が多い確かだ。
世の中、どのジャンルでも最も人口が多いのは初心者だからな。
基本的な話しかできない、というのは解説者のレベルの問題だ。
結構エラそうに語ってはいるが、中には間違っていたりするものもある。
だがそれでも広告料がはいるから動画をアップしている、というケースもあるだろう。
本当に勝てる手法を提示できない、と言うのは深いテーマだ。
ダウ理論やプライスアクションといった古典的な手法は難しい。
知識を取り入れ、さらには実際に動くチャートで適応出来るようになるには経験と練習が必要だ。
だが、使いこなせなくても動画は作れる。
使いこなすのが難しいやり方ほど、沢山動画が作れるし、何度も視聴して貰える。
すると、広告料が多く入ってくる。
こういった流れで、クラシックな手法が重宝されているのではないだろうかと個人的には考えている。
もし、自分が自分しか知り得ない凄い手法を知っていたとしよう。
それのやり方や考え方を動画でアップロードするだろうか?
誰もが無料で見られる形で?
これをYesと言える人間は聖人だ。
まぁ、そういうこった。