
GWが終わってから市場に動きが出た。
特にポンドはなかなか面白いことになっているな。
日足レベルのダウントレンドだ。
市場にトレンドが出ると、必ず大損したヤツと爆益を出したヤツが出てくる。
今回は大損したヤツと爆益を出したヤツの2種類のトレーダーについて考えてみたい。
日足レベルのトレンド相場で爆益となる人
大きなトレンド相場で爆益となるのは、素直に大きな動きに追従したヤツだ。
もちろんトレンド方向に従うだけで勝てるほどFXは甘くない。
日足レベルの下降トレンドだと、それなりの戻しがあるわけだから、デイやスキャルでショートし続けても頻繁にストップに当たることだってある。
だが、その中でアホになって損切りせずにガンガンショート出来たヤツは爆益となる。
もちろん、自分のトレンドフォロー手法と相場の動きがピタリと合った場合も爆益となるけどね。
日足レベルのトレンド相場で大損となる人
その一方で大損するヤツってのは決まって逆張り派だ。
しかも計画性の無い行き当たりバッタリで、値ごろ感だけでトレードをするタイプだな。
こういったタイプはすぐに熱くなるから、逆張りポジションを取りまくって自滅する。
残念ながらこういったトレーダーは多い。
特に下げ相場の場合は、逆張りのロングをしたがる人間が多くなるという話を聞いたことがある。
極端な相場では馬鹿ほど稼げるし、損できる
目立ったトレンド相場で爆益となるケースと大損となるケースについて書いた。
もちろん上記はあくまでも一例ではあるが、極端なトレンド相場で大損するトレーダーと爆益となるトレーダーには共通点がある。
それは「トレード経験が浅い、もしくはリスク管理の甘い人間である」ということだ。
ビットコインバブルを覚えているだろうか?
あの時、「億り人」なんてもてはやされたヤツらの多くが初心者だった。
その理由は、「アホになってポジションを持ち続けた」からだ。
資金管理とか無視して、自分の持てる財産の多くをビットコインに投資した。
そして運良くビットコインが値上がりを続けたから、利殖できた。
それだけだ。技術も何も無い。
もし、ポジションを取った途端にビットコインのレートが下がっていたらどうだろうか?
もちろん何も出来ずに塩漬け、もしくは途中で損切りだろう。
トレードの難しさ
トレードってのは、難しいもので、初心者でも簡単に稼ぐことができる、場合がある。
そんな簡単に稼げるのが目立って長く続くトレンド相場だ。
こんな時、ある程度経験のあるトレーダーは歯がゆい思いをする。
「トレンド方向は明解だし、その方向に仕掛けているのに、それほど取れない」と。
オレもいつもそう思う。
だが、それでいい。
現在のトレンドを取るよりも、トレードルールに従ってトレードする方が重要だ。
トレンドはいつまで続くか分からないからな。
トレードの難しさは、馬鹿でも勝てる相場があったり、プロでも勝てない相場があったりすることだろう。
その中で上手く立ち回るためには、やはり技術は欠かせない。
運だけでは続ける事ができないビジネスだ。