
何かにつけて損切りしたら「オレのポジ、狩られたわ」というヤツがいる。
いかにも自分が負けた理由を相場のせいにしているようにオレには見える。
「お前のポジを狩っても大して美味しくねぇだろ」
とオレは思うんだが・・・。
まぁ大体下手なヤツほどこんなことを言うものだ。
とは言え、相場では多くの注文が集まるレートが意識されやすいのは事実だ。
例えば、1ドル1150.00円のところに多くの買い注文が入っていたとする。
そして現在のレートが114.90円だったとすれば、
大口が大ロットでドル円のロングを入れて115円を突破させれば更にレートは上がる。
トレードの上手な人間は、どのレートが意識されやすいかを
チャートを使って読み解こうとする。
FXの場合、板が無いから具体的にどれくらいのレートに注文があるのかは
一切分からない。
だからチャートを分析する力が必要だ。
チャートは単に足の形やパターン、インジを見るものではない。
チャートは過去の取引の歴史だ。
世界中のトレーダーがどんなことを考えてトレードしてきていたのか、
その結果どう動いたのかを読み取らないといけない。
そうすることができれば、自ずと意識されやすいレートや
現在のトレンドが見えてくるはずだ。