
ついこの間、とある兼業トレーダーにトレードの手ほどきをした。
教えたのはトレード歴6年目で勝ち越した年は一度もない負け組トレーダーだ。
「どうしても教えて欲しい」
と言われて、教える場を設けたのだが、これが全然ダメだった。
色々とトレードについて教えはするが
「そのやり方では勝てませんよ」
「私はこう思いますけどね」
「いやいや、私の経験からすると・・・」
と話の腰を折ってくる。
トレードについても色々な前提もあるから、それについて話していてもちょくちょく余計な話を入れてくる。
そんなわけでオレも途中で嫌になったが、こういった典型的なプライドが高くて勝てないトレーダーを見て研究するのもアリだと考えて、我慢した。
その結果、分かったことをまとめたい。
プライドが高いだけの負け組の特徴
新たなことを学ぶハズなのに、過去の知識や経験を持ってくる
チャート分析方法はいろいろある。
だから、新たな考えを学ぶときには、それまでの考えは捨て去るべきだ。
特にこれまで勝てていないヤツは勝てない考えの情報に引っ張られたままになるから、頭を空っぽにして学ぶべきだ。
だが、プライドが高いヤツはそれまで得た無駄な見識を何とかして使おうとする。
新たに学んだことに付け足して、勝手に解釈を加えて、負ける。
これが負け組の王道セオリーだ。
信憑性のない情報を信じ続ける
トレーダーにとって、勘違いは危険だ。
チャート分析において、一般的に良く言われている理論は様々だが、それらを鵜呑みにするのは危険だ。
場合によっては一般的な理論が有効かも知れないが、時にはそれが負のエッジをもたらすこともある。だからこそ、自分の売買方法についてはとりあえず過去のチャートで分析しなくてはいけない。
だが、プライドの高いヤツは座学で学ぶ一般理論を後生大事にする。
どんな状況であってもそれに優位性があると信じている。
これはもうバカの一つ覚えだ。
言い訳ばかり
何かを教えたり、何かを指摘すると
「いや、これは・・・・」
と「いや」の否定語から入るヤツがいる。
こういうヤツは素直じゃないし、言い訳ばかりする。
トレードの世界では言い訳をしても一銭のカネにならん。
相手は相場だ。言い訳するバカからカネを奪っていく。
トレーダーは自分の過去の過ちを認める必要がある。
それができないプライドの高いヤツは、どんなに相場分析を頑張っても先には進めない。
そして、頭が固くなって更にトレードでは勝てなくなる。
トレーダーでありたいのなら素直に、真面目に、コツコツと
以上、つい最近会ったプライドの高い負け組トレーダーから得られた情報をまとめた。
自分ではしっかりやっているつもりであっても、実は余計なプライドが邪魔していたりすることもあるだろう。しっかりと自分を見つめ直そう。