
損切り貧乏っていう言葉がある。
損切りにばっかり当たって、負け越すことだな。
損切り貧乏のトレーダーは、「損小利大こそ正義」と考えて、損切りポイントをエントリーポイントに異様に近づける傾向がある。
こうすればリスクリワードは大きくなる。
だがその分だけ勝率は下がる。
リスクリワードと勝率は反比例するからだ。
そして、負けが続いて「どうせ負けるからエントリーはやめとこう」と思ったところで大勝ちとなる。よくあるケースだ。
オレはこんな損切り貧乏のトレーダーを何人も見てきた。
だから言えることがある。
別にリスクリワードにこだわりすぎる必要もないんじゃないの?と。
リスクリワードが高いトレードは理想だが絶対じゃない。
特に勝率が低い場合は、それまでの損失分を取り返す大きな勝ちトレードを見逃す事もある。
見逃さないためには、低い勝率のトレードを続けて、損切りを繰り返さないといけない。
これはストレスじゃないだろうか?
いつ勝つのか見えないトレードを続けるのは、上級者でも辛い。
だからこそオレは損切り貧乏には損中利中をオススメしている。
それなりに損切り幅を取り、利食い幅もそれなりに取る。
リスクリワード1でも良い。
こうすれば、勝率は上がる。
当然期待値は多少下がるが、大勝ちのポイントを見逃すリスクは減る。
つまり、勝ちやすくなる。
損切り貧乏なんて辛いだけだ。
タイトなストップは理想的だが、相場はそれほど簡単じゃない。