
よく「トレード手法はシンプルが一番」と言われる。
確かに裁量トレーダーのチャートを見ると、
移動平均線やボリバンのみだったする事が多いな。
これは何故だろうか?
それは、余計な情報が入ってくるのを避けるためだ。
複数のインジをいれてチャートを派手にすると、
見栄えは良いが、それぞれの動きに翻弄されてしまう。
ロングしようと思っても、複数のオシレーターのうち一つが下を向いていたら
「うーん、どうしようか?」と悩み、チャンスを見逃す。
そして、チャートがシンプルなトレーダーは、
情報量が多いから勝てるわけではない
ということを経験的に知っている。
だから必要な情報だけに絞ってトレードするわけだ。
この話を読んで、「じゃあ自分もシンプルにしよう!」
と思ってやってみても勝てるわけ無いから気をつけてくれ。
シンプルなチャートで勝っているトレーダーは、
シンプルなチャートの中から自分にとって必要な情報を読み取ることに長けている。
言ってみれば、基準を持っている。
例えばボリバンとローソク足のチャートをイメージして欲しい
シンプルなチャートだが見るポイントは沢山ある。
- ローソク足の流れ、プライスアクション
- バンドの幅、広がり方
- ミドルバンドの角度、向き
- ローソク足とバンドの位置関係・距離
- バンドの形
どうだろう?
これだけ見るポイントがあるわけだから、人によってはコレで十分となるわけだ。
もちろん人によって重要視するところは違うだろう。
だが、勝てるトレーダは、どのポイントを見ておくべきなのかの基準は決まっている。
一見シンプルに見えても、実は複雑に解釈してあったりするのだ。