勝率8割の罠

勝率が8割の手法があったとする。

この手法についてどんなイメージを持つだろうか?

「8割だったらほとんどが勝ちトレードじゃん!」

そう思うのは甘い。
確かに勝率8割の手法というのは、勝率としては高い部類に入る。
だが、ほとんど勝ちトレード・・・というわけではない。感覚的にね。

人間というのは嬉しいことはすぐに忘れるが、
辛いことはずっと頭の中に残る。

また、トレードの勝ち負けはランダムだ。
結果的に勝率が8割になるだけで、
その過程では負けが連続することもよくある。

4回勝って、1回負けて・・・の繰り返しにはならないわけ。

しかも勝率8割の手法の多くが損大利小だ。
つまりは勝ちトレードよりも負けトレードの金額の方が多くなる。

こうなってくると損切りしたときの精神的なダメージは大きい。
「勝率が高い」と思っているから、
なおさら「なんで負けたんだ?」という気分になる。

だから結果的に勝率が8割になっていたとしても、
トレーダーは「負けが多かった」と感じるはずだ。

では勝率3割の損小利大型の手法だったらどうだろうか?
リスクリワードレシオが1:3以上の手法だ。

いくらリワードが多くても、勝率が低いと本当に「負けばっかり」の感想になる。
実際のところ、負けばっかりなんだけどね。

勝率3割だと、10回連続で損切りに合うこともある。
これがトレードの現実。

良さそうに見えても、いざやってみるとかなりキツイ。
聖杯なんてないんだから、これを乗り越えないといけないのだ。