
トレードはビジネスだ。
まぁ、つまりは仕事の一つってことになる。
最近はブラック企業批判が強くて、会社もなかなか残業させられないから、いつもよりも早く帰宅出来るサラリーマンが増えているらしい。
で、注目されているのが「副業」だ。
副業にもいろいろあるけどその中でもFXは人気が高い。
理由は簡単そうに見えるからだろう。
家にいてマウスをポチポチ、スマホでタップするだけで稼げる!
そう見えるんだろう。
だが、このブログを見ている人であればそんなに簡単なモノではないことは承知のハズ。
オレは副業感覚でFXでやることはオススメしない。
普通にバイトをやっていた方が効率が良いからだ。
FX市場について考えよう。
どんな市場参加者がいるだろうか。
オレが思いついたモノを挙げてみよう。
- 国の中央銀行
- メガバンクを始めとした銀行
- ヘッジファンド
- 輸出入業者
- FXのブローカー
- プロップファーム
- 個人のプロトレーダー
- 個人のアマチュアトレーダー
大雑把ではあるけど、市場にインパクトを与えるプレーヤー達の順番は上からだ。
資金力の無い個人トレーダーはどう頑張っても市場を動かせない。
そしてもう一つ知っておいて欲しいのが、アマチュアトレーダー以外はビジネスとして相場と向き合っている、ということだ。
つまり本業だ。
自分の大切な人生の一部を捧げて、それを仕事としている。
しかも、だ。
そいつらは優秀だ。
きっと「簡単そうだから副業でFXを始めちゃおう!」
なんて思っているヤツよりもはるかに頭が良い。
そういったヤツらがチームを組んで、知識とノウハウを結成させて市場に挑んでくる。
市場にインパクトを与えられるだけのお金を持ってな。
相場とはそういうモノだ。
FXは確かに簡単に取引出来る。
簡単なのは取引だけだ。利益を出し続けることは難しい。
副業感覚のトレーダーは、市場には自分のカネをもぎ取ろうとしているヤツらがウヨウヨとしていることを知った方が良い。
それでもFXをやりたいのなら、本業をやるつもりで取り組まないといけない。
じゃないと、食われて終わる。