ダウ理論は100年以上も機能してきた素晴らしい理論

ダウ理論は100年以上も機能してきた素晴らしい理論です!

と言って、なぜか誇らしげにダウ理論を解説するサイトや情報商材がある。
ダウ理論と言えば、チャールズ・ダウが株式市場を観察することで得た6つのアレだ。

まぁ当時としては革新的だったんだろう。
(ダウ自身は自分で「ダウ理論」なんて言っていないらしいけど)

で、FXトレーダーに重宝されているのが6つの中でも以下の3つ。

トレンドには3種類ある
主要トレンドは3段階からなる
トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

オレは思う。
抽象的すぎじゃね?

FXトレーダーがよく言う高値と安値にラインを引いて、高値と安値が切り上がっていたら上昇トレンド、安値と高値が切り下がっていたら下降トレンド、という話はどこにも出てこない。

この考え方を使ったテクニカル分析って「ダウ理論」を使ったやり方と言っているけど、ダウ理論の論文を見る限り、チャールズ・ダウはこのような分析していない。

つまりこの抽象的な6つの理論の中で、後の誰かが自分の解釈と色々な尾ひれを付けてきたのが現在のダウ理論になるのだろう。

現在のいわゆる「ザ・ダウ理論」的な解釈はマーフィーの「先物市場のテクニカル分析」内に既に見られる。

つまりは少なくとも30年以上前からこういった解釈はされていた、と言うことだろう。

 

では、「このラインを引いて高値と安値を切り上げたら上昇トレンド」という解釈に優位性はあるのだろうか?

まぁ後から見たら見事に効いている事は認める。
だが、先の見えない相場で使っていると色々と不都合が出てくる。

例えば、どこを押しや戻りとするか?だ。
上昇トレンド中だとして、ローソク足が3本連続で陰線となれば押し目を作ったとしてラインを引いたらいいのか?それとも5本?それとも10pips?

この明確な基準がない。
つまり、使用者によって大きな違いがあるわけだ。

ダウ理論というのは欠陥も多いし、現在のダウ理論の使われ方は、当時のチャールズ・ダウの意思を汲んでいるものでは無いとオレは考えている。