
トレードには正しいトレードと誤ったトレードがある。
正しいトレードとは、自分の手法通りにエントリーとエグジットができたトレードだ。
正しいトレードであれば、勝っても負けてもどっちでも良い。
誤ったトレードは、正しいトレードとは逆のトレードだ。
自分のルールから逸脱していれば、それは誤ったトレードになる。
正しいトレードか誤ったトレードのかの判断は自分にしか分からない。
これがやっかいだ。
なぜなら、トレード中にルールを多少はみ出しているのにもかかわらず、「これはルール通りだから・・・」と決めつけて正しいトレードをしたかのようにする可能性もあるから。
この傾向は、特にローソク足とラインだけを使う完全裁量型の手法になると、特に顕著になる。
だからオレは、トレードルールが守れない人には、とりあえずエントリーとエグジットだけは機械的に分かるようなルールを採用するように言っている。
そうすれば、誰の目から見ても明らかなところだけでトレードすればよくなる。
もちろんエントリーするかしないかについては裁量を加えても良い。
明確なルールの下でトレードを継続する経験ってのは必要だ。
ルールの線引きが曖昧だと、気づいたらルールを破ってしまうことも多いだろう。
だからこそ、個人的には初心者はサイン型のインジなどでトレードする事をオススメしている。
これは別に利益を出すためにやるのではない。
明確なルールの下でトレードをする経験を積むためだ。
この経験があると、トレードに対する考え方も変わると思う。