
通貨の強弱を見て、トレードする通貨ペアを選択する
というやり方がある。
ある程度トレード経験がある人なら知っているんじゃないだろうか?
通貨の強弱を知るには、複数の通貨ペアを見て通貨の強弱関係を導き出す必要があるが、マタフというサイトを見れば、一目瞭然だ。
MT4のインジでも通貨の強弱を教えてくれるモノは沢山ある。
初心者はこういった「通貨の強弱」の概念を知ると、大抵喜ぶ。
「これさえ分かればトレンドに乗って勝てるぞ!」ってな感じでな。
だが実際にやってみれば分かるだろう。
それだけでは勝てない。
当たり前だ。
強い通貨と弱い通貨を組み合わせた通貨ペアはトレンドが出やすい、
と考えることも出来るが、既に大きなトレンドになっていることも多い。
だから天井や底をつかむ可能性だって否定できない。
また、通貨の強弱を比較する時間軸がある。
日足、4時間足、1時間足・・・など時間軸によって通貨の強弱の見え方も変わる。
だから、通貨の強弱をトレードに取り入れたとしても、その情報を上手く使いこなせなければ、判断を迷わすパラメーターが増えただけに過ぎない・・・というオチに終わる。
通貨の強弱はあくまでも指標の一つと考えるべきだ。
そして、各種インジケーターと同じで過去の推移を示したモノにすぎない。
将来の動きを約束してくれる指標ではない。
情報は上手く使いこなす必要がある。
それを忘れてはいけない。